注文住宅のウォークインクローゼットで後悔しないためには?

2021/09/12(日) お家づくり解説

こんにちは! 京都の別所工務店です☆

注文住宅を新築するにあたり、収納にこだわりたい方がほとんどかと思います。
中でも、ウォークインクローゼットの設置を検討されている方は多いのではないでしょうか。
しかし、ウォークインクローゼットを取り入れたことによる後悔の声も少なからず存在します。
今回は、よくある後悔例と、後悔しないためのポイントを紹介します。

□ウォークインクローゼットのよくある後悔例

*デッドスペースができてしまった

ウォークインクローゼットは、洋服をかけるだけでなく、スーツケースやバッグなどの荷物も収納できます。
しかし、これらの収納スペースがどれくらい必要かや、どこに何を収納するかを考えずにウォークインクローゼットを作ると、デッドスペースが生まれてしまうようです。
高さや奥行きが合わなかったり、4隅がうまく活用できなかったりして、結局クローゼットの中がきれいに整理できないという後悔の声があります。

*パイプハンガーに収まらない

ウォークインクローゼットには、洋服をかけるパイプハンガーがついています。
この設置場所や数によっては、洋服の掛け外しがやりづらかったり、手持ちの洋服が収まりきらなかったりします。
このような小さなストレスが積み重なると、次第に使わなくなることもあるので注意が必要です。

*通路部分が狭い

クローゼット内に入れるのが魅力のウォークインクローゼットですが、通路部分を狭くしすぎたことで使いづらいという後悔の声もあります。
収納スペースだけでなく、歩く通路のスペースも考慮して設計する必要があります。

□注文住宅のウォークインクローゼットで後悔しないために

後悔しないための1つ目のポイントは、ウォークインクローゼットの用途を明確にした上で広さを決めることです。
洋服を収納するのはもちろんですが、そのほかにも何を収納したいのかを考えます。
また、ウォークインクローゼット内で着替えをしたい方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、ご家族の体格にもよりますが、最低80センチメートルの通路幅は必要です。

2つ目のポイントは、クローゼットにかける衣類の幅を把握することです。
たとえば、スーツであれば50センチメートル、コートやダウンであれば60センチメートルの肩幅が目安になります。
最低この幅を確保しておかないと、ハンガーを斜めに収納することになりかねません。
また、洋服以外のスーツケースやハンガーラックなど、クローゼット内に置きたいもののサイズにも合わせた幅を確保しましょう。

3つ目のポイントは、動作を考慮して配置を決めることです。
収納するものに応じて必要な幅を把握したら、次にそれをどこに収納するかのレイアウトを決めます。
よく使うものは手前に、年に数回しか使わないものは奥に収納できるようにすると便利です。
また、引き出しタイプの収納棚を設置する場合は、引き出しの長さを考慮した配置にする必要があります。

□まとめ

今回は、ウォークインクローゼットでよくある後悔例と後悔しないためのポイントを3つ紹介しました。
注文住宅の収納は、新居での生活の快適さにも直結してきます。
ストレスフリーで使いやすい収納を取り入れましょう。

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